「先生が退職されると聞いて、急に不安になってしまいました」
「病院が閉院するかもしれないと言われ、どうすればいいかわからなくて…」
障害年金の申請を考えている方にとって、主治医や通院先の変化は大きな不安材料のひとつです。
主治医が変わることや病院が閉院することは、残念ながら自分ではコントロールできません。
しかし、事前に準備しておくことで、障害年金の申請への影響を最小限に抑えることはできます。
この記事では、主治医が変わる前・病院が閉院する前にやっておくべき準備を、具体的にお伝えします。
なぜ「転院前の準備」が障害年金に影響するのか
転院や廃院は、障害年金の申請においていくつかの重要な問題を引き起こすことがあります。
どのような影響があるのかを最初に整理しておきましょう。
診断書を書いてもらえる医師がいなくなるリスク
障害年金の申請には、主治医に作成してもらう診断書が必ず必要です。
この診断書は、長期にわたって診療してきた主治医が書くことで、症状の経過や日常生活への影響が正確に反映されます。
転院直後の医師は、あなたのことをまだよく知りません。
十分な診療期間がないまま診断書を依頼しても、症状の実態が正確に反映されにくく、審査に不利な内容になってしまうことがあります。
転院前の主治医にできる限り診断書を書いてもらうか、少なくとも引継ぎ資料を残してもらうことが重要です。
カルテや診療記録が失われるリスク
病院が閉院する場合、カルテの保管先が不明になったり、最終的に破棄されたりするリスクがあります。
カルテは障害年金の審査において、初診日の証明や症状の経過確認に使われる重要な記録です。
閉院後に「あの頃の記録が必要だった」と気づいても、すでに手に入らない状況になっていることがあります。
閉院が決まったと聞いたら、できる限り早く動き始めることが大切です。
初診日の証明が難しくなる可能性がある
障害年金の申請において、初診日の証明は最も重要な要素のひとつです。
初診日を証明するためには、当時の医療機関に記録が残っていることが前提になります。
転院先が変わるたびに記録の所在が分散し、閉院によって記録が失われると、初診日の証明そのものが困難になります。
転院前・閉院前に、初診日に関わる記録を手元に確保しておくことが大切です。
転院・廃院前にやっておくべき3つの準備
では具体的に何をすればよいのか、優先度の高いものから順番にお伝えします。
準備① 診断書・紹介状・診療サマリーを依頼する
転院前の主治医に、以下の書類を依頼しておくことをおすすめします。
- 障害年金用の診断書(申請を検討しているなら最優先)
- 紹介状(診療情報提供書)(転院先の医師への引継ぎ資料)
- 診療サマリー(これまでの治療経過をまとめた書類)
特に、すでに障害年金の申請を考えている方は、転院前に診断書を書いてもらうことを強くおすすめします。
転院後に新しい主治医が診断書を書くまでには、一定の診療期間が必要になるからです。
「まだ申請するかどうか決めていない」という段階でも、紹介状や診療サマリーだけでも手元に残しておくと、将来の申請に役立ちます。
準備② 自分の受診記録・お薬手帳・領収書を整理する

医療機関側の記録とは別に、自分自身が手元に持っている記録を整理しておくことも重要です。
以下のものを確認して、捨てずに保管してください。
- お薬手帳(過去の処方内容・受診日が確認できる)
- 診察券(病院名・受診歴の証明になる)
- 医療費の領収書(受診日・医療機関名が記載されている)
- 入院記録・退院証明書(入院歴がある場合)
これらは、カルテが失われた場合でも初診日の証明に活用できることがあります。
「たかが領収書」と思わずに、大切に保管しておいてください。
準備③ 転院先の医師に「障害年金を申請予定」と早めに伝える
転院先が決まったら、できるだけ早い段階で新しい主治医に「障害年金の申請を考えている」と伝えておきましょう。
早めに伝えることで、医師も診察の中で障害年金に必要な情報を意識しながら診療してくれるようになります。
また、どのくらいの診療期間が経てば診断書を依頼できるかについても、事前に確認しておくとスムーズです。
「言い出しにくい」と感じる方もいらっしゃいますが、担当医への情報共有は申請を正しく進めるために必要なことです。遠慮せずに伝えてください。
閉院が急に決まった場合はどう動くか
計画的な転院と違い、病院の突然の閉院は準備の時間が限られます。
そうした場合でも、焦らずできることから始めましょう。
まず病院に連絡してカルテの保管状況を確認する
閉院が決まった病院では、カルテの引継ぎ先が設けられる場合があります。
閉院後もしばらくの間、カルテの開示請求に対応してくれる体制が整っていることもあります。
「もう閉まってしまったから無理だ」とあきらめる前に、まず電話で問い合わせてみてください。
引継ぎ先の医療機関や、カルテを保管している場所を教えてもらえる場合があります。
都道府県の医師会や保健所に相談する
閉院した病院のカルテの行方がわからない場合、都道府県の医師会や保健所に相談することで、情報が得られることがあります。
医師会は会員である医師・医療機関の情報を把握しており、閉院後のカルテの保管先について案内してくれるケースもあります。
一人で調べるよりも、こうした相談窓口を活用することで、早く確実な情報が得られることが多いです。
記録がなくても「代替資料」で対応できる場合がある

カルテが完全に失われてしまった場合でも、すべての道が閉ざされるわけではありません。
先述のお薬手帳・診察券・領収書などの代替資料や、当時の状況を知っている第三者による証明書を組み合わせることで、初診日の証明に対応できることがあります。
「記録がないからもう無理」と判断する前に、社労士に相談して、使える資料がないかを一緒に確認してみてください。
まとめ:主治医が変わる「前」に動くことが、申請の安心につながる
転院や閉院は、障害年金の申請において想定外のトラブルを引き起こすことがあります。
しかし、事前に準備しておくことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。
今回のポイントをまとめます。
- 転院前の主治医に、診断書・紹介状・診療サマリーを依頼しておく
- お薬手帳・診察券・領収書などの手元の記録を整理・保管しておく
- 転院先の医師に早めに「障害年金申請を考えている」と伝える
- 閉院が決まったらすぐに病院に連絡し、カルテの保管状況を確認する
- 記録が失われていても、代替資料や第三者証明で対応できる場合がある
「転院してしまったから申請が難しくなった」と感じている方も、ぜひ一度ご相談ください。
状況を丁寧に確認したうえで、今できる最善の方法を一緒に考えます。
LINEでのご相談手順(24時間受付)
当センターでは、外出が難しい方でもスマートフォン一つでご相談いただけるよう、公式LINEでの無料相談・受給判定を承っております。
質の高いサポートを本気で受給を目指す皆様へお届けするため、ご相談時には以下の手順をお願いしております。

- 下記のボタンをタップすると当センターの公式LINE画面に移動しますので、「友だち追加」ボタンからご登録をお願いいたします。
- ご登録後、まずは「お名前(姓だけでOK)」をメッセージで送信してください。
- 続けて「無料相談希望」と「ご相談内容」お送りください。「障害年金が受給できるか知りたい」「診断書の依頼で迷っている」等、一言添えていただくとスムーズです。
- 確認次第、社労士より直接、今後の進め方や受給の可能性について丁寧にお返事させていただきます。
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
※スマートフォンからそのまま追加できます。
※しつこい営業等は一切行いませんのでご安心ください。💡 あわせて読みたい関連記事
初診日の証明が取れない!病院の廃院やカルテ破棄への対処法
病院が廃院していたり、カルテが廃棄されてしまっている場合の具体的な対処法を解説しています。転院・閉院後に初診日の証明で困っている方にぜひ読んでいただきたい記事です。
診断書依頼の極意!医師に症状を正しく伝えるための準備とは
新しい主治医に診断書を依頼する際に、症状をどのように伝えれば正確に反映してもらえるかを具体的に解説しています。転院後の診断書準備に合わせてお読みください。関連ページ
お問い合わせはこちら
