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身体症状から始まり双極性障害で障害厚生年金2級を受給した事例|香川県

精神の障害
目次

概要

  • 年齢・性別・都道府県:50代・男性・香川県
  • 傷病名:双極性障害
  • 主な症状:全身の疼痛・こわばり・しびれ、著しい倦怠感、抑うつ・躁状態の繰り返し、思考力・集中力の低下、音・光への過敏性、日常生活・就労がほぼ不能な状態

相談から申請までの経緯

相談のきっかけ

平成25年1月、葬儀での動作をきっかけに両腕から手先にかけてのしびれと脱力感、全身のこわばりと激しい痛みが出現し、整形外科を受診。後縦靭帯骨化症と診断されましたが、その後の精査では「症状を裏付ける所見がない」とされ、複数の医療機関を転々とする長い経緯が始まりました。

身体症状に加えて精神面の不調も重なり、就労継続が困難な状況が続いていました。以前に肢体の障害として相談を受けた経緯がありましたが、診断書の取得ができず申請を断念した経緯があります。その後、主治医から統合失調症の疑いを示唆されたことをきっかけに、精神の障害として改めてご相談いただきました。

治療と生活の状況

発症当初から整形外科・神経内科・精神科など複数の医療機関を受診しましたが、「症状を裏付ける所見がない」「精神科の領域」と言われ、どの医療機関でも十分な治療を受けられない状態が続きました。精神科ではパニック障害・疼痛性障害と診断され服薬治療を継続しましたが、処方された薬によって思考力の低下や傾眠状態が引き起こされ、かえって日常生活や就労に支障をきたすことも多くありました。

ある時、信号待ちをしている車に追突してしまうという交通事故を起こし、その後急速に減薬。しかし減薬すると体の痛みが戻り、服薬と断薬の間で症状に翻弄される状態が続きました。鏡を見たときに自分ではない人が映っているように感じる体験もあり、薬の副作用を医師に訴えても処方が変更されないまま、精神的なストレスも極限に達していきました。

やがて通院すること自体が困難な体調となり、受診できないまま自宅で長期間寝込む生活が続きました。傷病手当を受給しながら療養を継続しましたが、最終的には就労不能となりました。断薬後も思考のぼやけや音・光への過敏性・強いイライラが続き、市販の痛み止めでは全く効果が得られない状態でした。

その後も複数の医療機関を経て、令和7年8月に初診の精神科へ戻り治療を再開。双極性障害と診断されました。カルバマゼピンを服用するとわずかに体の痛みが軽減することもありましたが、痛みが消えても体が動かないことを認識し、社会復帰・復職が叶わないと感じて生きる意味も見失うようになりました。

現在は自室・自宅から出られる日が10日に1回ほどで、外出するとその反動で数日間動けなくなるため、いざという時に備えて普段はできるだけ静かに過ごしています。月に1〜2度、躁状態と思われるタイミングで急に外出することがありますが、後でひどく消耗して後悔するというパターンを繰り返しています。日中の50%以上は横になって休んでおり、30分ほど座っているだけでも強い倦怠感が生じます。

障害年金の申請までの経緯

以前に肢体の障害として申請を試みた際は、診断書の取得ができず断念した経緯がありました。その後、主治医から統合失調症の疑いを示唆されたことをきっかけに、精神の障害として改めて障害年金の申請を検討。当センターの社会保険労務士へご相談いただき、双極性障害による精神の障害として申請を進めることになりました。

障害年金申請のポイント

  • 初診日:平成25年9月・精神科
  • 受給を決めた要因:長年にわたる疼痛・こわばり・しびれに加え、抑うつと躁状態の繰り返し・思考力の著しい低下・音光への過敏性など、精神・身体の両面にわたる症状が複合的に悪化し、日常生活・就労がほぼ不能な状態に至っていたことが認定の決め手となりました。
  • 困難だった点と解決策:複数の医療機関を長年にわたって転々とした経緯があり、診断名も変遷していたため、経緯の整理と初診日の特定に苦労しました。以前に肢体の障害として申請を試みた際には診断書を取得できず断念した経緯もあります。また、途中で統合失調症の疑いが示唆されたものの後に否定されるなど、診断の確定にも紆余曲折がありました。最終的に初診の精神科への再受診を経て双極性障害と診断が確定し、精神の障害として申請することで受給に至りました。

結果

等級

障害厚生年金2級認定

受給額

年金額 約196万円

まとめ|双極性障害と障害年金・診断名の変遷と申請のポイント

今回のケースは、身体症状から始まり長年にわたって複数の医療機関を転々とした末に双極性障害と診断された、非常に経過の複雑な事例です。「肢体の障害」として申請を試みたが診断書が取得できず断念した経緯もあり、最終的に精神の障害として申請することで受給に至りました。

診断名が変遷していたり、複数の医療機関を受診していたりするケースでは、初診日の特定や経緯の整理が難航することがあります。また、「精神の障害では申請できないのでは」と思い込んでいる方も少なくありません。身体症状と精神症状が複合的に絡み合っている場合も、障害年金の対象となり得ます。

一度申請を断念した方でも、状況が変われば受給できる可能性があります。香川県で障害年金の申請をお考えの方は、専門の社会保険労務士へお早めにご相談ください。

障害年金の申請でお困りではありませんか?

双極性障害をはじめとする精神の障害で障害年金の申請をお考えの方は、香川県を拠点に中四国全域で対応する当センターの社会保険労務士へお気軽にご相談ください。

LINEでのご相談手順(24時間受付)

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皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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この記事を書いた人

請川 智章のアバター 請川 智章 社会保険労務士・障害年金専門

香川県観音寺市を拠点とする障害年金専門の社会保険労務士
登録番号第37250012号 香川県社会保険労務士会会員
精神疾患・身体障害・難病など幅広い傷病の障害年金申請をサポートし、香川・岡山・愛媛を中心に中四国全域からの相談に対応。

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