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障害年金コラム・お役立ち情報

波があるから難しい双極性障害の申請|「調子が良い時」の診断書を防ぐ対策

双極性障害(躁うつ病)は、気分が激しく高揚する「躁状態」と、激しく落ち込む「うつ状態」を繰り返すのが大きな特徴です。
この「波」があることが、障害年金の申請において非常に高いハードルとなります。
特に、診察の日にたまたま気分が安定していたり、躁状態で活発になっていたりすると、医師から「日常生活に支障なし」と判断され、実態より軽い診断書を書かれてしまうリスクがあります。
今回は、双極性障害特有の審査の難しさと、その対策を解説します。

双極性障害の申請で「不支給」になりやすい理由

双極性障害は、うつ病以上に「現在の状態」を正確に把握することが難しい疾患です。

診察室での「取り繕い」と躁状態の誤解

躁状態にあるときは、本人は「絶好調だ」と感じ、饒舌(じょうぜつ)に話すことがあります。
医師がその活発な姿だけを見て「意欲的で活動的である」と評価してしまうと、実際には無謀な買い物や対人トラブル、反動による激しい疲弊があっても、診断書には「軽症」と記載されてしまいます。

判定を誤らせる「一時的な波」

双極性障害の認定基準では、気分の波の頻度、持続期間、およびそれによる日常生活への支障が重視されます。
しかし、診断書は「点(その瞬間の姿)」で書かれがちなため、「線(長期的な波の推移)」としての苦しみが抜け落ちてしまうのです。

実態を正しく反映させるための3つの対策

「調子が良い時」の姿だけで判断されないよう、事前の準備が不可欠です。

双極性2

1. 気分の波を可視化した「ライフチャート」の作成

数ヶ月から1年程度の気分の変化をグラフにした「ライフチャート」を医師に提示しましょう。
いつ躁状態になり、その後にどれほど深い「うつ」が来たか。チャートにすることで、診察時の姿が「一時的な波の一部」であることを医師が客観的に把握できるようになります。

2. 躁状態による「負の影響」を具体的に伝える

躁状態は「元気な時」ではなく、むしろ「社会生活を破壊する危うい時」です。
「睡眠なしで活動し続け、後で倒れるように寝込む」
「衝動的に大きな契約をしてしまう」
「攻撃的になり人間関係が壊れた」
など、躁状態によって生じている具体的な支障を医師に伝えます。

3. 日常生活報告書で「平均的な支障」を記述する

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診断書の作成依頼と並行して、日常生活報告書をまとめます。
ここでは、調子の良い日を基準にするのではなく、波があることで「安定して継続的に生活・就労することがいかに困難か」という平均的な姿を強調します。
家族からの声掛けや、金銭管理の代行など、受けている援助の実態を詳しく記載しましょう。

まとめ:波の全体像を伝えることが受給への道

双極性障害の申請は、医師との認識のズレをいかに埋めるかが勝負です。
診察室で「大丈夫です」と取り繕ってしまう背景には、病気ゆえの特性もありますが、それが受給を妨げる壁になってしまいます。
ご自身の苦しみを「波の全体像」として整理し、客観的な証拠として提示すること。
一人で抱え込まず、まずはその「波」を書き出すことから始めてみませんか。

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