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障害年金コラム・お役立ち情報

障害年金で「不支給」となったとき、次に取れる選択肢と判断のポイント

不支給の通知を受け取ると、大きなショックを受けるとともに、「これ以上どうすればいいのか」という不安に襲われることと思います。
しかし、ここで感情的に異議を唱えるのは得策ではありません。
不服申し立て(審査請求)は、非常に高い専門性が求められる一方で、認められる確率は決して高くはないのが現実です。
また、結果が出るまでに多くの時間を要します。
大切なのは、届いた通知を冷静に分析し、「審査請求で争う価値があるのか」、あるいは「一度取り下げて、資料を整えてから再申請すべきなのか」を正しく見極めることです。
今回は、不支給という結果にどう向き合い、次にどのような選択をすべきかの判断基準を解説します。

なぜ「不支給」になったのか?通知書の裏を読む

逆転への道を探るにせよ、再申請に切り替えるにせよ、まずは「不支給決定の理由」を正確に把握しなければなりません。

定型文の理由に隠された「判断のポイント」

不支給通知書に記載されている理由は、「障害の状態が認定基準に該当しない」といった抽象的な定型文であることがほとんどです。
しかし、専門家の目で見れば、その裏にある意図を推測できます。

  • 診断書のどの項目が「軽い」と判断されたのか?
  • 提出した申立書と診断書に矛盾があると見なされたのか?

不支給2原因を特定せずに闇雲に次のアクションを起こしても、同じ結果を繰り返すリスクがあります。

保有個人情報開示請求で「審査の中身」を確認する

 

「なぜダメだったのか」をより正確に知るために、保有個人情報開示請求という手続きがあります。
これを行うと、審査官がどのような議論をし、どの資料をどう評価したのかが記された内部書類(認定調書など)を取り寄せることができます。
不服を申し立てるべきか、それとも資料を作り直して再申請すべきか
その判断を下すための、最も客観的な材料となります。

審査請求(不服申し立て)を検討する際の3つの判断基準

不支給3

「納得がいかない」という気持ちだけで審査請求に進むのは、時間と労力を浪費する結果になりかねません。
以下の3つの基準に照らし、冷静に勝算を検討する必要があります。

基準1:明らかな「事実誤認」があるか

年金機構側の審査に、客観的なミスがある場合です。

  • 初診日の認定に明らかな誤りがある
  • 保険料の納付要件の計算が間違っている

こうした「事実」に関する争いであれば、審査請求で決定が覆る可能性が検討できます。

基準2:新たな「客観的な証拠」を用意できるか

「自分はこんなに辛い」という主張を繰り返すだけでは不十分です。

  • 医師による追加の意見書
  • 日常生活の困難さを客観的に証明できる第三者の記録

これら、前回の申請時には提出し得なかった、あるいは不足していた「証拠」を積み上げられるかどうかが分かれ目となります。

基準3:結果が出るまでの「時間」と「労力」を考慮する

審査請求の結果が出るまでには通常数ヶ月、再審査請求まで進めば1年以上かかることも珍しくありません。
それだけのエネルギーを注いで争う価値があるのか、それとも「今の病状」に基づいて迅速に再申請を行う方が得策なのか。
生活の再建というゴールを見据えて、冷静に天秤にかける必要があります。

審査請求か、それとも「再申請」か?

不支給への対策は、不服申し立てだけではありません。
実は、「再申請(新規申請のやり直し)」の方が、受給への近道になるケースも多いのです。
審査請求は「過去の決定の是非」を問うものですが、再申請は「現在の状態」を改めて問うものです。
診断書の書き方を医師と再検討し、生活実態をより正確に反映させた書類を整えて出し直す方が、結果的に早く、確実に受給に繋がることがあります。
どちらのルートがあなたにとって「最善の選択」なのかは、不支給の理由と現在の病状をセットで分析して判断する必要があります。

【重要】自分で不服申し立てを行うことの難しさ

不服申し立ては、ご自身で行うことも制度上は可能です。
しかし、そこには大きなハードルがあります。
審査官を説得するためには、感情的な訴えではなく、厚生労働省の認定基準や過去の採決例(裁判でいう判例のようなもの)に基づいた法的・論理的な構成が不可欠です。
専門家であっても非常に慎重な対応と膨大な調査を要する手続きであり、一度提出した主張は後から修正することが難しいため、初動の判断ミスが将来の受給可能性を閉ざしてしまうリスクがあることは知っておかなければなりません。

まとめ:次のステップは「勝算の有無」を確認してから

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「不支給」という結果を受けて、あきらめない姿勢は非常に大切です。
しかし、無理な戦いに貴重な時間とエネルギーを費やし、病状を悪化させてしまうのは本末転倒です。
大切なのは、感情ではなく論理で動くこと。
まずは届いた通知の内容を正しく読み解き、あなたにとって「最も受給に近づけるルート」がどこにあるのかを、プロの視点から冷静に見極めることから始めましょう。

届いた通知をもとに、今後の方向性を整理しませんか?

不支給通知が届いて不安な方、まずはその通知書を持って当センターへご相談ください。
「逆転させます」と安易に申し上げることはできませんが、通知内容を精査し、「審査請求に進むべきか、それとも再申請で準備を整えるべきか」、専門的な見地から現実的なアドバイスをさせていただきます。
次の一手を決める前に、まずは現状の「正しい評価」を一緒に確認しましょう。

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