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障害年金コラム・お役立ち情報

障害年金の申請で医師任せにしてはいけない理由|診断書との向き合い方

障害年金の申請を考えたとき、多くの方がこう感じます。
「診断書は医師が書くものだから、先生に任せれば大丈夫だろう」
しかし、実務の現場では
「医師任せにしたことで、本来の状態が正しく伝わらず、不利な結果につながった」
というケースが少なくありません。
この記事では、なぜ障害年金の申請を医師任せにしてはいけないのか、そして診断書とどのように向き合うべきかを整理します。

診断書は「治療のための書類」ではありません

障害年金の申請をスムーズに進めるためのポイントを整理する中四国障害年金相談センターのコラム用イメージ画像

まず前提として押さえておきたいのは、障害年金の診断書は、治療目的の書類ではないという点です。

障害年金の診断書は「評価書」

障害年金の診断書は、
病名を証明するための書類
ではなく
日常生活や就労にどの程度の制限があるかを評価する書類
です。
医学的に「重い」「軽い」という評価と、障害年金上の評価は、必ずしも一致しません。

医師が把握している情報には限界があります

相談4

医師は、患者さんの状態をすべて見ているわけではありません。

診察室で見えるのは「生活の一部」

医師が把握できるのは主に、

  • 診察時の受け答え
  • 表情や様子
  • 検査結果や治療経過

といった、診察室内の限られた情報です。
一方で、

  • 家庭での生活状況
  • 無理をしている実態
  • 支援がなければ成り立たない場面

までは、十分に共有されていないことが多くあります。

医師任せにすると起こりやすい問題

実際の相談現場で、特によく見られる問題を挙げます。

実態より軽い評価になってしまう

診察時に、
「最近どうですか?」
→「落ち着いています」
「生活は?」
→「何とかやっています」
と答えていると、「日常生活に大きな支障はない」と受け取られてしまうことがあります。
しかし実際には、

  • 強い疲労や反動がある
  • 家族の支援がなければ生活できない
  • 無理をして成り立っている

というケースも少なくありません。

「できていること」だけが記載されてしまう

診断書では、「外出できた」「家事ができた」「一時的に働けた」といった「できている面」だけが強調されることがあります。
その結果、「継続できないこと」「悪化すること」「制限があること」が反映されず、実態より軽い評価になることがあります。

「今は落ち着いている」は注意が必要な表現です

申請前後でよくある誤解のひとつが、「今は落ち着いていると正直に伝えればいい」という考え方です。

「落ち着いている=問題ない」とは限りません

障害年金では、「一時的に症状が落ち着いている」「薬や環境調整で何とか保っている」という状態でも、

  • 日常生活に制限がある
  • 就労が安定しない

場合は、対象となることがあります。
「今は落ち着いている」という言葉だけが切り取られると、実態が正しく伝わらない可能性があります。

診断書は「正直に」ではなく「正確に」

診断書作成で重要なのは、単に正直に話すことではありません。

無理している状態も含めて伝える

  • 我慢してできていること
  • 支援があるから成り立っていること
  • 調子が悪いときの状態

これらを含めて伝えて初めて、「正確な生活状況」になります。
医師任せにせず、伝えるべき情報を整理することが重要です。

診断書と向き合うために大切な視点

医師に対して、細かく指示を出す必要はありません。

生活状況を整理して共有する

以下のような点を整理しておくと、診断書に実態が反映されやすくなります。

障害年金の更新(再認定)、不支給を防ぐために知っておきたい5つの注意点について解説する中四国障害年金相談センターのコラム用イメージ画像3

  • 一人ではできないこと
  • 日常生活で困っている場面
  • 就労が続かない理由
  • 支援の有無と内容

これらを共有することは、医師の負担を減らすことにもつながります。

まとめ|医師任せにしないことが結果を左右します

障害年金の申請では、「医師が悪い」「自分の状態が軽い」という問題ではなく、情報の伝わり方が結果を左右します。
診断書は、「書いてもらうもの」ではなく、「一緒に整えていく書類」です。
不安がある場合は、診断書を依頼する前に状況を整理することで、結果が大きく変わることもあります。

障害年金について、あわせて知っておきたい関連情報はこちらをご覧ください。

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