2026年度、障害年金の支給額が昨年度に続き「増額改定」となりました。
長引く物価高騰に直面する受給者の方々にとって、この改定はまさに「生活を守るための大きな支え」となります。
しかし、単に「通知書の金額が増えた」と喜ぶだけでは不十分です。
障害年金には、条件を満たせばさらに受給額を上乗せできる「加算」の仕組みがあり、これを正しく活用できているかどうかで、年間の受給総額は数十万円単位で変わってきます。
この記事では、2026年度の改定内容を踏まえ、物価高の中で生活の質を維持・向上させるための「加算」の威力と、受給額を最大化するための具体的なチェックポイントを解説します。
2026年度の増額改定。あなたの生活はどう変わる?
2026年度の年金額は、前年の物価や賃金の変動を反映し、プラス改定となりました。
まずは、この増額が持つ意味を正しく理解しましょう。

1. 「実質的な購買力」を維持するための改定
物価が上がれば、同じ1万円で買えるものが少なくなります。
今回の増額改定は、その目減り分を補い、受給者の皆様が以前と同じ水準の生活を送れるようにするための「守りの改定」です。
特に食料品や光熱費の負担が重い現在、数%の増額であっても、日々の家計管理においては非常に大きな安心材料となります。
2. 障害基礎年金・障害厚生年金ともにアップ
今回の改定は、障害基礎年金(1級・2級)だけでなく、障害厚生年金(1級〜3級)にも適用されます。
1級の方: 最も高い増額幅となり、重度の障害を抱えながらの生活を強力にバックアップします。
2級の方: 基本額の底上げにより、日常生活の基盤がより安定します。
3級の方: 最低保障額も引き上げられ、就労との両立を目指す上での「確かな安心」となります。
3. 改定の反映時期と通知の確認
増額された年金は、2026年4月分(6月振込分)から反映されます。
6月上旬に届く「年金額改定通知書」を必ずチェックしてください。
昨年度の金額と見比べ、どれだけ増えたかを把握することが、新しい年度の予算計画の第一歩となります。
受給額を最大化する「加算」の仕組み。見落としはありませんか?
基本額の増額に加えて、絶対に確認していただきたいのが「加算(上乗せ)」です。
これらは申請しない限り支給されないため、知らないまま損をしているケースが少なくありません。

1. 障害基礎年金の「子の加算」
障害基礎年金(1級・2級)を受給している方に、生計を維持している18歳到達年度末までの子(障害がある場合は20歳未満)がいる場合に加算されます。
1人目・2人目: 各 約24万円(年額)
3人目以降: 各 約8万円(年額)
この加算があるだけで、子育て世帯の安心感は劇的に変わります。
受給中に子供が生まれた場合も、届け出を行うことでその翌月から加算が始まります。
2. 障害厚生年金の「配偶者加給年金」
障害厚生年金(1級・2級)を受給している方に、生計を維持している65歳未満の配偶者がいる場合に加算されます。
加算額: 約24万円(年額)
配偶者が一定の年収以下であることなどの条件がありますが、物価高の中で「世帯全体の収入」を増やすための非常に重要な項目です。
3. 「加算」の届け出漏れを防ぐために
「結婚した」「子供が生まれた」といった家族構成の変化だけでなく、「以前は配偶者の収入が高くて加算がつかなかったが、配偶者が離職して収入が下がった」というケースでも、新たに加算を受けられる可能性があります。
ご自身の今の状況が加算の対象になるかどうか、一度専門家に確認することをお勧めします。
物価高時代を生き抜く。年金を「生活のゆとり」に変えるポイント
年金が増額された今だからこそ、それを「ただ消費する」のではなく、将来にわたる「安心」に変えるためのアクションが必要です。
1. 固定費の見直しと「体調管理」への投資
年金の増額分を、まずは「体調を安定させるための環境作り」に充ててください。
栄養バランスの良い食事、通院の継続、リハビリテーション、あるいは「安心して眠れる環境」を整えること。
これらは将来的な悪化を防ぎ、結果として医療費などの支出を抑えることに繋がります。
2. 「体調メモ」で次回の更新(更新)に備える
年金額が増えて生活が少し楽になったとしても、障害年金には「更新」があります。
物価高で苦しい時期をどう乗り越えたか、体調の波が日常生活にどう影響したかを、日頃から「体調メモ」 に記録しておきましょう。
これが次回の更新時に、正当な評価(=受給の継続)を勝ち取るための最強の証拠になります。
3. 香川県・中四国エリアの物価特性に合わせた家計管理
香川県は比較的物価が安定していると言われますが、車社会ゆえのガソリン代や、高騰する光熱費の影響は無視できません。
当センターでは、地域の生活実態に即したアドバイスを行っています。
「今の年金額で、香川で一人暮らしを続けるにはどうすればいいか」といった具体的な相談も、社労士がお受けしています。
まとめ:増額改定を「希望」に変える。社労士が伴走します

2026年度の増額改定は、皆様のこれまでの頑張りを支える「追い風」です。
しかし、制度はますます複雑化しており、本来もらえるはずの「加算」を見落としていたり、更新時に適切な訴えができずに減額されてしまったりするリスクも隣り合わせです。
中四国障害年金相談センターでは、香川県を中心に、精神疾患や難病を抱える皆様が、この増額改定の恩恵を最大限に享受できるよう、一貫したサポートを提供しています。
「私の年金、加算は正しくついている?」
「物価高で生活が苦しい。受給額を増やす方法はある?」
「更新の通知が来た。増額改定された今の基準で大丈夫?」
そんな不安や疑問を、一人で抱え込まないでください。
2026年、新しい年金額とともに、あなたがより心穏やかに、前を向いて生活できるよう、私たちは専門知識を持って全力でサポートします。
また、加給年金や振替加算は、一人ひとりの家族状況や加入履歴によって対象かどうかが細かく分かれます。
『自分は加算の対象?』『結局、月いくらになる?』と迷われたら、LINEからお気軽に状況をお聞かせください。
請川が直接、あなたのケースでの加算の有無や概算を無料で試算いたします。
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