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受給事例

パート勤務を続けながらも支援が欠かせない双極性障害のケース|障害厚生年金3級

概要

  • 48歳・女性・愛媛県
  • 双極性感情障害
  • 感情のコントロール困難、不眠、強い不安感、集中力・判断力低下、希死念慮、自傷行為、衝動的な浪費行動

相談から申請までの経緯

相談

相談者様は仕事のストレスで20歳頃から自傷行為を繰り返すようになり、勤務先の病院で精神科を受診しました。
その後も看護師として働きながらどうにか生活を続けていましたが、気分の波や不安感が強く、安定した勤務を維持することが難しい状況が続いていました。
近年、母親の病気をきっかけに心身のバランスを崩し、再び通院を開始。医師からは「仕事をするにしてもパートから始めるように」と助言を受け、生活面の不安が大きくなったことから当センターにご相談くださいました。

治療と生活の状況

通院当初はうつ病と診断され、服薬治療を継続しましたが、不眠や不安感は残り、看護師としての業務を続けることが困難になって退職されました。
その後は一人暮らしを続けながらも外出が難しく、食事や掃除など日常生活の多くを母親の援助に頼って過ごされていました。
一時的に再就職することもありましたが、過呼吸発作や極度の疲労感から長く続けられず、体調の悪化と退職を繰り返す日々が続きました。
現在も週3日程度のパート勤務を継続していますが、疲労感やめまいが強く、勤務中に横になって休ませてもらうこともあります。
母親の入院後は家事や食事の管理も自分で行わなければならず、負担が増したことで生活リズムの維持が難しくなっています。

申請までの経緯

本件では、初診日が勤務先の病院であったことが大きなポイントでした。
職場のカルテ記録が残っていたため、初診日の証明が確実にでき、さらに認定日時点でも同じ病院に通院していたため、認定日請求に必要な診断書を取得することができました。
当時の診療記録から、すでに勤務に大きな支障が生じていたことが確認できたため、認定日請求が認められ、5年分の遡及支給が実現しました。
障害の内容はうつ病から双極性感情障害(躁うつ病)へと整理され、診断名変更を経ても病状の一貫性が認められたことが、今回の認定につながりました。

結果

等級

障害厚生年金3級認定

受給額 遡及額

年金額 約63万円
遡及受給 約300万円(5年遡及)

まとめ

今回の事例は、長期間の病状経過の中で初診日の証明と認定日時点の医療記録が残っていたことにより、遡及請求が可能となったケースです。
精神疾患の場合、初診日が古く、病院が廃業していたりカルテが残っていなかったりすることも多く、遡及請求が難しいケースが少なくありません。
しかし、今回のように勤務先で受診していた場合などは、職場記録や医療機関の保存データから証明が取れる場合があり、受給のチャンスが広がります。
「昔から通院していたが請求できるかわからない」という方も、まずは一度ご相談ください。
経過や医療記録の整理を丁寧に行うことで、今回のように過去の分も含めた受給が認められる可能性があります。

障害年金の申請でお困りではありませんか?

精神疾患(うつ病、発達障害、双極性障害、統合失調症、知的障害など)で日常生活や仕事に支障が出ている方は、障害年金を受給できる可能性があります。

当センターでは、初診日調査・診断書の依頼文作成・申立書の作成まで丁寧にサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

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