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受給事例

時間感覚の欠如と強い症状の波が続いたうつ病|障害厚生年金3級が認定された受給事例

概要

  • 20代・女性・愛媛県
  • 反復性うつ病性障害
  • 強い抑うつ気分、不眠、意欲低下、集中力欠如、倦怠感、過度な自己否定感、対人関係不安、過度の緊張
  • 時間感覚の欠如、作業遂行能力の低下、社会適応困難、日常生活家族依存

相談から申請までの経緯

相談

ご相談者様は保育士として就職しましたが、上司からの厳しい叱責や理不尽な言動が続き、精神的に追い詰められていきました。真面目に仕事に取り組むあまり、自分の感情を抑え込んで業務を続けていましたが、次第に不眠が出現し、体調を崩すようになりました。やがて朝起き上がることができなくなり、無理に出勤しても涙が止まらない状態となりました。
職場の人間関係への不安と極度の緊張から限界を感じ、ご家族に支えられながら心療内科を受診しました。診断を受けた後は休職となり、生活のリズムが崩れ、長時間眠り続けてしまうことも多くなりました。その後、症状の波を繰り返しながら、転職や再就職を試みましたが、対人関係のストレスや自己否定感が強まり、勤務の継続が難しい状況が続きました。体調の悪化と再発を繰り返す中で、今後の生活を安定させたいとの思いから当センターへご相談くださいました。

治療と生活の状況

通院と服薬治療を継続しながら療養生活を送っています。体調には波があり、突然元気になる日もあれば、翌日は全く動けなくなる日もあります。家族の支援を受けながら日常生活を送っていますが、自分一人では起床や食事の準備が難しいこともあります。
朝起きられず昼過ぎまで眠ってしまう日が多く、予定通りに行動することができません。家族が声をかけることでようやく食事や入浴を行うことも多く、生活リズムの安定が難しい状態です。症状が軽い時期には短時間の仕事に挑戦することもありましたが、職場での人間関係やプレッシャーをきっかけに再び症状が悪化し、退職を繰り返してきました。
また、時間の経過を把握することが苦手になり、「あと何分ある」という感覚が途中で止まってしまうため、予定や作業をこなすことができなくなってしまうこともあります。日常生活の中でも注意力が続かず、家事を同時進行で行うことが難しく、部屋の片づけや整頓にも支障が出ています。

申請までの経緯

当センターでは、これまでの通院歴と生活状況を丁寧に整理し、ご本人・ご家族から詳細にお話を伺いました。特に症状の波の大きさ、就労における困難さ、日常生活での支援の必要性について具体的にまとめ、主治医に診断書を依頼しました。
医師に対しては、単に抑うつ症状の有無だけでなく、社会的・生活的機能の制限について明確に伝えるための診断書作成依頼書を添付しました。服薬を継続しても改善と悪化を繰り返す経過や、家族による生活支援の実態を反映してもらえるよう調整を行いました。
その結果、精神症状が安定しない状態が継続していること、就労や社会生活に大きな制約があることが認められ、障害厚生年金3級として認定されました。

結果

等級

障害厚生年金3級認定

受給額

年金額 約60万円

まとめ

本件は、職場での強いストレスをきっかけに発症した反復性うつ病性障害のケースです。症状の波が大きく、調子の良い日があっても翌日には動けなくなるなど、安定した就労や日常生活の維持が難しい状態が続いていました。
障害年金の申請においては、単に「働けない」というだけでなく、気分の変動や集中力の欠如、社会的関係の構築困難など、生活全体に及ぶ影響を具体的に示すことが重要です。
今回のケースでは、ご本人とご家族からの詳細な聞き取りをもとに医療機関と連携し、症状の実態を診断書に反映させることで、適切な認定を受けることができました。
当センターでは、うつ病や双極性感情障害など、症状の波がある方や、働いたり休んだりを繰り返している方のご相談にも丁寧に対応しています。「自分の状態が対象になるのかわからない」という場合でも、まずはお気軽にご相談ください。

障害年金の申請でお困りではありませんか?

精神疾患(うつ病、発達障害、双極性障害、統合失調症、知的障害など)で日常生活や仕事に支障が出ている方は、障害年金を受給できる可能性があります。

当センターでは、初診日調査・診断書の依頼文作成・申立書の作成まで丁寧にサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

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