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受給事例

抗がん剤と放射線治療の副作用で生活困難に|上咽頭がんで障害厚生年金3級を受給した事例

概要

  • 48歳・男性・愛媛県
  • 上咽頭癌
  • 首の腫れ、痛み、倦怠感、食事の経口摂取困難、抗がん剤の副作用、不眠、就労継続困難

相談から申請までの経緯

相談

ご相談者様は、健康に問題のない生活を送っていましたが、ある時から首の腫れを自覚し、検査を受けたところ上咽頭がんと診断されました。
入院・手術・抗がん剤治療・放射線治療と治療が長期化し、仕事を続けることが難しい状況になりました。
抗がん剤の副作用によって強い吐き気や倦怠感、頻尿などの症状が続き、一日中ベッドで過ごす日も多く、体を動かすことさえ困難な状態でした。
また、放射線治療の影響で食事が取れず、鼻から管を通して栄養を摂取する日々が続きました。
それでも「仕事に戻りたい」という思いを持ち続け、治療を懸命に続けてこられましたが、度重なる副作用の再発や体調の波によって復職は叶いませんでした。
今後の生活や収入の不安から、当センターへご相談くださいました。

治療と生活の状況

入院中は抗がん剤や放射線治療の副作用で強い吐き気や全身の痛み、倦怠感に苦しみました。特に尿崩症による頻尿で夜も眠ることができず、心身ともに極限の状態が続いていました。
退院後も自力で歩くことが難しく、トイレに行くのがやっとの状態で、入浴もできず奥様に体を拭いてもらう生活でした。
その後、徐々に回復し食事が少しずつ取れるようになり、短時間の外出や運転ができるようになった時期もありましたが、抗がん剤の副作用による再発や体調悪化を繰り返しておられました。
食事制限や体力の限界から日常生活の多くを家族の支援に頼る生活が続き、現在も医師の管理のもとで抗がん剤治療を継続されています。
体調の波が大きく、いつ再び副作用が出るか予測がつかないため、常に見守りが必要な状態です。

申請までの経緯

当センターでは、長期にわたる治療経過と副作用の影響、そして日常生活の制限を詳細に整理しました。
抗がん剤や放射線治療の副作用が重く、身の回りのことがほとんどできなかった期間があること、また現在も通院治療を続けながらも体調に大きな波があることを丁寧にヒアリングし、主治医に診断書を依頼しました。
診断書作成に際しては、がんそのものの症状だけでなく、治療による副作用や日常生活への影響を具体的に反映できるよう補足資料を添付しました。
その結果、病状の長期化と生活上の制限が認められ、障害厚生年金3級として認定されました。

結果

等級

障害厚生年金3級認定

受給額

年金額 約70万円

まとめ

本件は、上咽頭がんに対する手術・抗がん剤・放射線治療を長期にわたって行いながら、度重なる副作用に苦しみ、体調の波と闘い続けたケースです。
がんの治療では、手術後も抗がん剤や放射線の影響で長期間の療養を余儀なくされることが多く、体調が安定しない中で働くことが難しくなる場合があります。
今回のケースでは、病気そのものだけでなく、副作用による日常生活の制限や就労困難の状況を丁寧に整理したことで、適切な認定につながりました。
「治療が長引いて仕事に戻れない」「副作用で日常生活が思うように送れない」という方も、障害年金の対象となる可能性があります。
がん治療中や治療後の生活に不安を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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血液・造血器その他の障害(白血病、再生不良性貧血、悪性リンパ腫など)や、その他の難病・全身性の疾患で長期療養が続き生活や仕事が難しくなっている方は、障害年金を受給できる可能性があります。

当センターでは、初診日調査・診断書の依頼文作成・申立書の作成まで丁寧にサポートしています。
まずはお気軽にご相談ください。

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