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受給事例:腰部脊柱管狭窄症により障害厚生年金3級(62歳・女性)

概要

  • 62歳・女性・愛媛県
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 強い腰痛、下肢の痺れ・張り・倦怠感、長時間の歩行困難、座位保持の困難、疼痛による不眠、日常動作の制限

相談から申請までの経緯

相談

ご相談者様は、長年にわたり腰痛に悩まされていましたが、当初は痛みを我慢しながら仕事を続けておられました。
ところが、徐々に痛みやしびれが強くなり、足に力が入りにくくなるなど日常生活に大きな支障を感じるようになりました。
当初は鎮痛薬や注射、リハビリなどで対応していましたが改善せず、最終的に手術を受けることになりました。
術後しばらくは症状が落ち着いていたものの、再び痛みやしびれが強くなり、立つ・座る・歩くといった基本的な動作に支障をきたすようになりました。
「仕事も続けられず、家事も思うようにできない」という状況から、なんとか生活の支えになればと障害年金のご相談をいただきました。

治療と生活の状況

手術後は一時的に症状が改善しましたが、時間の経過とともに再び痛みが出現し、日常生活に大きな制限が生じています。
特に5〜10分の歩行で強い痛みや足の張りを感じ、休憩を取らなければ動けなくなる状態です。
また、長時間同じ姿勢を維持することができず、座っていても横になっても痛みが増してくるため、日中は「少し動く→休む→また動く」を繰り返す生活を送っています。
家事はもちろん、買い物や車の運転なども難しく、同居する娘さんに多くを頼っておられます。
医師からは再手術の可能性も示唆されており、体の状態を見ながら今後の治療方針を検討している状況です。

申請までの経緯

今回のケースでは、手術を受けてからしばらくは症状が落ち着いていたため、当初は障害年金の対象になるとは思っておられませんでした。
しかし、再発によって日常生活にも支障が出るようになり、歩行・姿勢保持・労働能力のいずれにも大きな制限があることから、障害厚生年金の申請を行いました。
申請にあたっては、手術歴とその後の経過、現在の生活上の制限を丁寧に整理し、医師にも現状を正確に伝えた上で診断書を作成していただきました。
通院の経過が長期にわたっており、医療機関が複数に及んでいたため、初診日の特定や証明の整合性にも注意を払いながら手続きを進めました。

結果

等級

障害厚生年金3級認定

受給額

年金額 約60万円

まとめ

腰部脊柱管狭窄症は、手術によって一時的に改善しても、数年後に再び症状が悪化することがあります。
特に再手術を検討するほどの痛みやしびれ、歩行や姿勢保持の困難がある場合には、就労能力・日常生活能力の低下が認められるため、障害年金の対象となる可能性があります。
今回のように「一度改善したから対象外だと思っていた」という方でも、再発や悪化後の状態によっては認定されることがあります。
当センターでは、手術後の経過や生活状況を丁寧にヒアリングし、最も適切なタイミングと方法での申請をサポートしています。

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