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受給事例:慢性腎不全(人工透析中)により障害厚生年金2級(60歳・男性)

概要

  • 60歳・男性・香川県
  • 慢性腎不全・人工透析
  • 倦怠感、易疲労感、下肢浮腫、食欲不振、体重減少、筋力低下
  • 血液検査異常、尿検査異常、糖尿病、高血糖、腎不全

相談から申請までの経緯

相談

相談者様は、定期健診にて腎機能の低下を指摘されたことをきっかけに、糖尿病の治療目的で通院を開始されました。当初は自覚症状もほとんどなく、体調にも大きな変化は見られませんでしたが、検査の結果悪化が続いたため、インスリン治療を開始することになりました。

治療と生活の状況

治療を続ける中で腎機能は徐々に低下し、次第に倦怠感や浮腫、手のしびれなどの症状が現れるようになりました。
当初は通院治療を続けながら仕事も行っていましたが、体調不良により日常生活の動作が難しくなり、次第に就労も困難となりました。
その後、体調の急激な悪化により緊急受診を経て人工透析を導入。以降は週3回の通院透析を継続する生活となり、生活リズムの大部分が治療中心となりました。

申請までの経緯

相談者様は透析治療のため外出が難しい状況にありました。そこで、申請手続きはすべて電話やLINEを活用したリモートで進めることとしました。まず、長年にわたる通院や治療の経過を整理し、どの時点を初診日とするかを明確にしました。あわせて、透析治療による日常生活の制限や就労への影響についても詳しくヒアリングし、医師に障害の実態が正確に伝わるよう内容を整理しました。
診断書作成にあたっては、必要な情報をこちらで書面化し、医師に負担をかけずに記載できるよう準備を行いました。こうした手順により、相談者様が自宅から出ることなく、正確かつ説得力のある申請書類を整えることができました。

結果

等級

障害厚生年金2級認定

受給額

年金額 約190万円(配偶者の加算額含む)

まとめ

慢性腎不全による人工透析中の場合、障害厚生年金2級が原則的な認定基準となります。
しかし、初診日の特定や通院経過の整理、医師への診断書作成依頼の不備があると、申請がスムーズに進まないこともあります。

本件のように、外出困難な状況であっても、治療経過・症状・生活状況を丁寧に整理し、医師と連携して申請書類を整えることで、安心して申請を進めることが可能となります。

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