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受給事例:反復性うつ病性障害により障害基礎年金2級・5年遡及400万円(57歳・女性)

概要

  • 57歳・女性・香川県
  • 反復性うつ病性障害
  • 食欲低下、希死念慮、気力喪失、強い不安感、思考停止
  • 夜間徘徊、食事拒否、計算不能、悪夢、睡眠障害

相談から申請までの経緯

相談

相談者様は長年、反復性うつ病性障害の影響により、強い不安感や抑うつ状態が続き、日常生活に著しい制約が生じていました。現在も母親の支援を受けながら生活されていますが、母親の高齢化に伴い、今後の生活維持や医療・介護の見通しについて強い不安を感じ、当事務所へご相談くださいました。

治療と生活の状況

初診は約25年前と古く、うつ病の症状は発症当初から長期的に持続していました。
治療は当初から同じ医療機関で継続されており、主治医は症状の経過を詳細に把握しています。
症状としては、
強い不安感・希死念慮が持続
引きこもり、寝たきりの状態が長期間続く
家事・育児などの日常動作がほぼ行えない
食事・入浴・衛生管理などの生活全般に母親の支援が必要
というように、自発的な行動や社会的活動がほとんどできない状態でした。
日常生活は母親の援助に大きく依存しており、自立した生活は困難でした。

申請までの経緯

初診日が25年前と古いことから、認定日請求に必要な医療記録や生活状況の把握が課題となりました。
しかし、主治医が長年の経過を把握していたことから、認定日当時の症状と現在の状態の両方について詳細に確認ができました。
診断書作成にあたっては、認定日当時の生活状況を具体的に説明、書類記入上の注意点を明確に伝達するなど医師に十分な情報を提供し、協力を依頼することで、的確な診断書作成が実現し、認定日請求を行うことができました。

結果

等級

障害基礎年金2級認定

受給額 遡及額

年金額 約83万円

遡及受給 約400万円(過去5年分)

まとめ

本件では、長期にわたる通院と医師との信頼関係が大きな支えとなり、古い初診日にもかかわらず認定日請求が可能となりました。
反復性うつ病のように症状が長期間持続するケースでは、日常生活の実態と医師の理解を丁寧に結びつけることが、適正な認定につながることを示す事例です。

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